技術力が生む完成度の高さ
建築大工技能士は技能検定制度にもとづき、木造建築の大工工事に必要な技術を認定する国家資格であり、当社では職人全てが一級を保有しています。
木造工事の現場ではプレカットの普及とともに腕の良い大工が減っているといわれています。当社では基本的にプレカットは使っていません。大工の技術を継承していくことも地域の工務店の使命と捉えています。
自然の素材である木材は、反りや水分量などそれぞれの個体や、その時の状態でも大きく変わってきます。経験豊富な職人はそれらも計算したうえで、髪の毛1本ほどの誤差をも気にしながら仕上げていく事ができます。
最近では腕の良い大工が少なくなってきたと言われていますが、その理由のひとつに木造住宅にプレカット工法が使われるようになった事があげられます。
プレカット工法とは、構造材をコンピューター制御の機械であらかじめ切断加工してから現場に搬入する工法で、大工は運ばれてきた資材を組み立てるだけです。
以前はどこの工務店でも熟練大工の手刻みによる作業でした。手作業では木材に対する深い知識を活かし、1本1本性質を見極めながら高度な技術で細かな加工を施していきます。
当社では、プレカットに出来ない細やかな加工に対応し、技術を伝承していくためにもプレカットを使わずに手刻みでの作業を行っています。
SKILL
03
おしゃぎりの輪も
手掛ける伝統の技
村上大祭や新潟県各地で引き回される歴史あるおしゃぎりや、祭山車の車輪部分は木材を使い、非常に高度な技術で精巧に作られています。
当社ではこの輪の製作を手掛けており、これによって培われた技は当社の家作りに活かされていきます。